毎日の食生活に欠かせない乳製品
ヨーグルトなどの乳製品は私たちの日々の食生活においてとても大切な役割を担っています。乳製品を日常的に楽しむことで、タンパク質、炭水化物、カルシウム、リン、ビタミンB2やB12といった体に必要な栄養素を摂取することができ、また、おなかの不快感を和らげるなど、健康的な生活に寄与しています。
ダノンの研究チームは、テクノロジーとサイエンスの2つの分野の多大なノウハウを強みに、それぞれの国や地域の消費者のニーズ、食の嗜好に合わせた、製品開発に取り組んでいます。
研究チームは、プレバイオティクスとプロバイオティクス分野の専門性を高めるため、世界有数の研究機関と共に積極的に研究を進めています。特に、腸内細菌叢の研究分野は、将来の製品開発に向けた重要なテーマとなっています。
おなかの健康を保つために
子どもの消化器の発達は出生時に完了するのではありません。乳幼児の発達段階により、食べることのできる食品は異なります。つまり、栄養は消化器及びその発達に大きな影響を与えているのです。私たちの腸は外界との最も大きな接点であり、免疫細胞の60〜70%を宿しています。健康な成人の腸には100兆もの菌の集合体である腸内細菌叢が存在しています。これらの菌は健康に不可欠であり、1つの臓器とみなすことができます。腸内細菌は消化を助け、乳幼児期には免疫を発達させるなど、重要な働きをします。また、成人と高齢者においては、腸内細菌叢の乱れが過敏性腸症候群、フレイル(虚弱)、メタボリックシンドロームなど様々な疾患と関係しています。研究によって腸内細菌叢の乱れと疾病リスクの関連性がさらに解明されています。